陸上競技マガジン増刊 第87回 箱根駅伝 2011年 02月号 [雑誌]
今年も箱根駅伝に感動させられました…
小さい頃から、お正月はいつも、
箱根駅伝がかかっていて、
ほんの最近まで、「は?なにがおもしろいの?」と
好きではなかったのですが、
2008年、お正月に、サニーサイドパークにある、
>>おいしいお好み焼きやさん「もくもくや」で、
偶然かかっていた「箱根駅伝」の、
最大のドラマにやられました。
(今年もお好み焼きを食べながら…)
あの年は、大荒れにあれた箱根、
お正月と思えないくらいの気温の高さで、
脱水症状になった選手が続出、
>>84回の箱根は、大変なものでした。
10人の選手が、たったひとつのタスキを渡しながら、
往路、復路を走ります。
棄権をすれば、そこでタスキが止まります。
どうしても走れなくて、ふらふらになっても、
大学生は止められるまで走ることをやめません。
今までの1年間の練習も、
ほかの選手の気持ちも、
レースに出られず、給水係、タイム係になった選手のためにも、
自分がタスキを止めることはできないから…
監督が涙を流しながら、タオルをなげて選手を止めます。
泣き叫ぶ選手。
お好みを食べながら、愕然としてしまいました。
スゴイな… って。
それから、毎年、見るようになりました。
走るコースは、サザンオールスターズの、
歌に出てくる烏帽子岩、江の島、茅ヶ崎の、
とても素晴らしい景色をとおり雪の箱根へ。
>>サザンオールスターズ茅ケ崎ライブ [大型本]
>>湘南★茅ケ崎限定!茅ケ崎サザンQPストラップ(サザンビーチ縁結びお守り)
>>チャコの海岸物語
去年とおととしの、東洋大もすごかったですし、
今年も、棄権はないものの、ドラマがありました。
>>箱根駅伝2011 東洋大学 往路新記録 優勝
18年ぶりの優勝をかけてなんとか逃げ切った早稲田
3連覇をかけて意地で追う東洋大、
ラストの10区、
1位早稲田の選手が映るその向こう、
20秒まで差を縮めた2位東洋大が見えてきたラストは、
もう、こっちも力が入りました。
それから、10位までのシード争いも、今年はすごかった。
シード権争いに、国学院大、青山学院、日体大、城西大、山梨学院、
5校がずっとだんご状態で走りました。
この中の3校がシード、2校が落ちることになります。
シードを落とすと、来年はまた予選から、
だから大変です。予選を万が一落ちると、
箱根を走ることはできません。
あと、ラストの直線、その時です!
先導車が道をそれた瞬間、だんごの中から、
国学院が車とともにコースを外れて!
「うわ〜、はずしたぁ〜〜!」と声が出ましたが、
すぐに修正、あわてて戻って、
見事10位のシードをつかみました。
タオルをかけてもらったアンカーの寺田選手は、
「あっぶねぇ〜あっぶねぇ〜」と舌を出し、
肩をだく仲間も笑ってましたが、
これ、入らなければ、笑い事じゃなくなりますよね。
>>第87回箱根駅伝 國學院大学ゴール寸前コース間違え
それから、次々、選手が入って来ました。
4年生は今年が最後の箱根。
9区、日大の繰り上げスタートも胸がつまりました。
先頭と20分以上差がつくと、
みんなの汗のしみ込んだタスキが途切れてしまいます。
それぞれの、学校、選手にドラマがあります。
19位、上武大のアンカー地下選手は、4年生で、
最初で最後の箱根。
これが終わると、地元で公務員になることが決まっていて、
もう陸上はやめるとか。
>>第87回箱根駅伝@プリンスホテル前〜(19) 上武大, (20) 日本大
地下選手のラストラン、最後の直線、
実況のアナウンサーも声を詰まらせます。
最後の箱根で、たくさんの観客の声援に、
彼は何を感じ、得たのでしょう?
走りこんだあと、さっと振り返り、
今走ってきたコースに向かって、
ふかくふかく頭を下げました。
たった二日の、長い長いドラマは、
今年もいろんな思いを乗せ、あっとゆうまに、
終わってしまいました。
選手のみなさん、ほんとうにお疲れ様です。
そして、感動をありがとう。
⇒2011年・箱根駅伝の順位と選手
ビクトリーの管理人のひとりごとでした。
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今日も読んでくれてありがとう。
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