増える「書店ゼロ」の街、生き残るためのサービスとは!
これ、なかなかおもしろかったですよ…

Tokyo : 11 Mar 2012 / chinnian

8月22日、めざましテレビ・ココ調は、
■増える「書店ゼロ」の街、生き残るためのサービスとは
東京新聞、8月12日の新聞に、
「増える、書店ゼロの街」という気になる記事が。
書店の無い市町村がどんどん増えているといいます。
2012年は、317市町村になっています。
専門家より、
本の読み方、買い方が根本的に変わった。
電子書籍や携帯電話など、書店に来なくても本が買える。
雑誌の40%近くはコンビニで買えるようになったから。
だから、
「この書店にはこういう個性がある」ということで、
読者に魅力を与えることが必要になってきます。
大型店では、お客を呼ぶために、さまざまな集客サービスをしています。
■書店減少でも大人気!個性あふれる集客サービス
魅力を感じる書店とは?
どんな書店に魅力を感じる?
1位 本の種類・品ぞろえが豊富
2位 店内の快適さ
3位 本の説明が充実
4位 本をじっくり選べる環境
5位 本以外の商品が置いてある
(ココ調 都内118人アンケート)
■ファッションアイテムや雑貨も、女性に特化した書店
2位の、店内の快適さ
東京・千代田区
シェ・モワ
こちらのお店では、本屋なのにぼうしや靴、
かばんなど、女性用のファッションアイテムを並べています。
店内はほぼすべて女性向けの雑誌です。
さらに、女性に人気の雑誌の付録は、手に取れるように展示しています。
このお店は、今年4月に、女性向けにリニューアルされました・
ポップも、「鉄子の部屋へようこそ」と、
鉄道が好きな女子に向けて書いてありました。



男性の前では買いづらい本も、気兼ねなく購入可能です。



■本選びに困ったら…本のコンシェルジェの実力
第3位 本の説明が充実
代官山 蔦谷書店
こちらのお店では、ジャンルごとに本のコンシェルジェがついています。
雑誌、人文・文学、アート、車・バイク、建築、料理、旅行
本選びのアドバイスをしてくれます。
旅行コーナーのコンシェルジェは、トラベルライターを37年やって、
世界100カ国を回ったとてもくわしいかた。
ヨーロッパ旅行を予定している女性協力をお願いし、
トルコ・イスタンブールのガイドブックを選んでもらうことに。
そしたら、すぐに説明を。
「この本がいいですかね。」

イスタンブール路地裏さんぽ [ 大和田聡子 ]
リクエスト通り、写真が豊富で、現地の人の生活に触れることができるスポットを紹介したガイドブックをチョイス。

トルコで出会った路地裏レシピ [ 口尾麻美 ]
「これは食べ物にフォーカスしたイスタンブールガイド」

トルコイラストガイドブック [ 片岡れいこ ]
「これはイラストガイド」
写真付きでイスタンブールの料理を紹介した本や、
イラストが豊富なガイドブックを紹介してくれました。
アドバイスしてもらった彼女の感想は?
「こういう本は、たぶん目をつけていなかったと思うので、
聞いて良かったと思います。」
■著者、タイトルは秘密!”書き出し”で本を選ぶ
紀伊國屋書店 新宿本店
こちらでは、反対に、
「情報を詳しく伝えない」ことで本を選ぶというやりかたをとっています。
本の表紙にブックカバーで、最初の一言(書き出し)を記入しただけのもの。
「私の恋人が逆進化している。」
「それは、とにかくまずいスープだった。」
書き出しで始まる特殊カバーをかけられ、中の様子はまったくわかりません。
本の内容やタイトル、著者がわからないようになっていまして、
お客様の直感で本を選ぶコーナーになっております。
実際にお客様に感想を聞くと、
「普段は表紙やタイトルを見て決めるので、またそれとは違った選び方ができてすごく楽しかった。」
■購入前の本をじっくり 書店+カフェ
4位 本をじっくり選べる環境
TSUTAYA TOKYO ROPPONGI
東京・港区
こちらでは、カフェの中なんですが、みなさん座って本をじっくり読んでいます。
「買わずに持ち込んで、読みながら、飲みながら選ぶんです」
書店+カフェになっていて、購入前の本をカフェで読めるんです。
購入前に本を読まれることで、売上が減るなどの影響はないのでしょうか?
「本を初めから目的のお客様だけではなく、カフェのお客様もご来店いただけますので、
集客の効果というのは感じております。」
お客様は増加中。というと、居心地が良い場所、といえそうですね。
■食品、雑貨、なんでもアリ!書店を越えた店作り
5位 本以外の商品が置いてある
これで名前があがったのが、
ヴィレッジヴァンガード

こちらの店内はほんとうに個性的、
料理関係の本が並んだ横には、食品が置いてあったり、
キッチングッズ、焼酎サーバーなどもあります。
店内のゾーンごとに、その担当のかたがディスプレイしています。
さらに、ヴィレッジヴァンガードの魅力として、多くのお客様から聞かれたのが、
「POP(説明書き)が可愛いです。コメントが面白くて」
そうです、ここのお店は自由な発想のPOPがたくさん書いてありますね。
便器の形の食器に「この皿で食え!」とか(笑)


Tokyo : 11 Mar 2012 / chinnian
まだまだ、商品によっては「お客様から、いらない、とコメントをいただいております」
とか、楽しいものが。
HARIBO SCHNECKEN

Haribo Frucht und Cola Schnecken / Like_the_Grand_Canyon
「世界一マズイグミ・タイヤ味」と書いてるPOPが。
店内で、味見したいというお客さんに食べてもらうと、
「まずいっす、まじい」
「タイヤはこんな味だろう。まずい。」
で、このHARIBO SCHNECKEN・ハリボーシュネッケン、
ポップがある場合、無い場合では、どうだろう?と街の人に聞いてみたら、
なにもなければスルーするような商品だけど、
「世界一マズイ」と書いていれば気になる、ということでした。
街の書店が消えつつあるなか、こうした独自サービスを打ち出すお店は、
今後さらに増えていくのではないでしょうか。
以上、増える「書店ゼロ」の街、生き残るためのサービスとは、をまとめました。
たしかに、この田舎では、書店は大手しかありませんねー。
蔦谷、明屋、宮脇、くらいですかねー。
そうそう、普通の雑誌は、コンビニにありますからね。
でも、大手の書店を、よくまぁこの田舎でもってるなぁと、たまに思うんですよ。
今は書店に限らず、いろいろなことを考えていかないと、お店は続かないと思います。
他とは違うお店。楽しいお店。もういちど行きたいお店。
小学校の運動会を見に行くと思うこと。
子供が半分になってるなぁ。
子供が20年前からいうと人数が半分。
その子供が買うおもちゃも売上が半分。
学校の制服も、私服も、以前の半分しか売れません。
そして、その子たちが大人になる。
他とは違うお店づくりで、自然とお客様が集まるお店が、
残っていくのでしょう。
ビクトリーの管理人のひとりごとでした。
今日も読んでくれてありがとう。


またね。。。(^-^)ノ
